上場して3年経って、今想うこと

株式会社ココペリ代表の近藤です。
2020年12月18日、私たちの会社は東証グロース市場(当時はマザーズ市場)に上場しました。あっという間に3年が経過し、この機会にこの期間を振り返ってみることにしました。
( 上場プロセスの詳細については複雑で多岐にわたるため、別の機会に詳しく触れることにします。)

「上場する」とは何を意味するのでしょうか?

それは、プライベートカンパニーからパブリックカンパニーへの移行を意味します。この移行は、新しい資金調達の手段、組織の信頼性の向上、採用力の強化といった多くの利点をもたらします。しかし、私たちのようなスタートアップにとっては、それ以外の違った意味がありました。上場することは、未だかつて経験したことのない「外部環境の爆発的な変化」を意味しました。12月17日に眠り12月18日に起きたとき、私たちの「内部環境」は特に変わらなかったかもしれませんが、「外部環境」は一変しました。外から見る私たちのイメージは大きく変わり、新たな責任と可能性が生まれました。そして、この変化は間違いなく、私たち一人ひとりにも大きな影響を与えています。

この3年間は、私たちの会社だけでなく、私自身にとっても起業家として大きな学びの期間でした。自分の未熟さと向き合い、新しいやり方を模索する中で、自問自答の日々が続きました。起業してから16年が経ちますが、こんなにも自己と向き合った期間は他にありませんでした。 そして、この挑戦の中で、信じて支えてくれるメンバー、パートナー、お客様がいたことは本当に幸運でした。皆さんの存在が私にとっての全ての支えとなり、前に進む力を与えてくれました。その結果として今日、私たちのチームには最高のメンバーが集い、プロダクトへの愛情と熱意はこれまでにないほど強くなっています。

また、思えば私は何より諦めが悪い。やると決めたことは絶対やります、どれだけ時間がかかったとしても必ずやり抜きます。創業来、当社自身が中小企業であるにも関わらず「中小企業の成長支援」をずっと言い続けてきました。その結果として、中小企業DX支援プラットフォーム「Big Advance(ビッグアドバンス)」は、約7万社の中小企業と約80社の地域金融機関のネットワークを構築するに至りました。ただ、当社のミッションである「企業価値の中に、未来を見つける」の実現においてはようやくスタート地点に立った段階であり、まだまだ達成すべき目標はたくさんあります。今後もココペリメンバー一同本気でさらなる高みを目指していきたいと思いますので、今後のココペリにもぜひご期待ください!